「空飛ぶ車」2年後にも実用化

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「空飛ぶ車」2年後にも実用化 試作機の飛行成功、政府も全面協力

試作機の名称は「エアロモービル3.0」。自動車としての最高時速は160キロ、給油なしで875キロ走行できる。翼を折りたたむと全幅は1.6メートル。通常の駐車場に納まるサイズだ。

 燃料には自動車用のレギュラーガソリンを使用しているが、翼を広げることで飛行が可能になる。飛行時の航続距離は700キロ。日本なら東京から岡山まで飛べる計算になる。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、航空機のエンジンも手がけるオーストリアのエンジン専門メーカー、ロータックス社の4気筒エンジンを搭載し、パワーは100馬力。ボディーは軽量のカーボン・ファイバーを使って重量を450キログラムに抑えており、飛行時には高度2940メートルまで上昇が可能だ。



スパイ映画「007」シリーズに空飛ぶ自動車が登場したのは米ソ冷戦真っただ中の1974年のことだった。あれから40年−。欧米メディアの報道によると、スロバキアの民間企業、エアロモービル社が空飛ぶ自動車の試作機による飛行に成功し、動画をこのほど公開した。2人乗りだが、飛行時の最高時速は200キロ。飛行モードを使えば東京−大阪間を約2時間50分で移動できる。2〜3年後の納品が可能といい、何より実用化によって自動車通勤につきものの道路渋滞から解放されるメリットは小さくない。


ただ、価格は数千万円と高価で、需要が伸びるかは未知数だ。離陸に必要な200メートルの直線道路を都市部で見つけることも困難で、現実にはいったん空港などに立ち寄った上で飛び立つしかない。そしてもちろん、空を飛ぶ際には、飛行機の操縦免許が必要になる。

 エアロモービル社のもう一人の共同経営者、ユライ・ワツリーク氏は「機体にはGPS(衛星利用測位システム)や自動操縦装置、緊急脱出用パラシュートを装備する予定で、当局によるどんな設計変更の要求にも対応できる」と語るが、米国製のトランジションと同様、現実の交通法規に則した改良に手間取る可能性は否定できない。

 1974年の映画「黄金銃を持つ男」以降、007シリーズに空飛ぶ自動車が出てこない点を考えると、少なくともMI6(英秘密情報部)は、この手の車を配備するより、ジェームズ・ボンドにファーストクラスの空の旅を続けさせた方がリーズナブルとの結論を下しているようだ。

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